FXでよく使う専門用語をまとめました。
ビジネスでFXを取り扱う際は必須の用語ばかりですので、
しっかり覚えておきましょう!
通貨ペア
FXでは通貨を売買するため、常に2つの通貨を組み合わせた「通貨ペア」として取引を行います。
- メジャー通貨ペア:米ドル(USD)が含まれる通貨ペア(例:USD/JPY、EUR/USD)。
- クロス通貨ペア:米ドルを含まない通貨ペア(例:EUR/JPY、GBP/JPY)。
スプレッド
「スプレッド」とは、買値(Bid)と売値(Ask)の差額を指します。スプレッドが狭いほど取引コストが低くなります。
レバレッジ
レバレッジ(Leverage)は、少ない資金で大きな取引ができる仕組みです。例えば、レバレッジ10倍なら、10万円の資金で100万円分の取引が可能になります。
ロット
ロット(Lot)は取引単位を表します。
- 1ロット = 100,000通貨(海外FXでは1,000通貨のマイクロロットもあり) 取引量が大きくなるほど、利益も損失も大きくなります。
マージンコール
証拠金維持率が一定の水準を下回ったときに発生する警告です。追加証拠金の入金を求められ、対応しない場合は強制ロスカットとなります。
ロスカット
証拠金維持率が設定された基準値を下回ると、ポジションが自動的に決済されることを指します。資金を守るための仕組みですが、予期せぬ損失が発生する場合もあります。
スワップポイント
通貨ペアの金利差によって発生する利息のようなものです。
- プラススワップ:受け取るスワップポイント
- マイナススワップ:支払うスワップポイント
指値注文・逆指値注文
- 指値注文(リミット注文):希望の価格になったら自動で注文を執行する。
- 逆指値注文(ストップ注文):損失を限定するために、ある価格に達したら自動決済する。
Pips(ピップス)
FXでは価格の変動をPips(ピップス)で表します。
- 例えば、USD/JPYが145.00から145.50に動いた場合、50pipsの変動となります。
ボラティリティ
相場の価格変動の度合いを指します。ボラティリティが高いほど、値動きが大きくなり、リスクも高まります。
NDD方式・DD方式
FX業者の注文処理方式には大きく分けてNDD(ノー・ディーリング・デスク)方式とDD(ディーリング・デスク)方式の2種類があります。
NDD(No Dealing Desk)方式
業者がトレーダーの注文を直接市場(銀行や流動性プロバイダー)へ流す方式で、透明性が高いとされています。さらに、NDD方式には以下の2つのタイプがあります。
STP(Straight Through Processing)方式
注文をそのまま市場へ流す方式で、スプレッドは変動することが多い。
ECN(Electronic Communication Network)方式
取引参加者同士を直接マッチングさせる方式で、透明性が高く、取引手数料が発生することが多い。
DD(Dealing Desk)方式
トレーダーの注文を業者が一旦受け、内部で処理する方式。
トレーダーが勝ちトレードとなれば証券会社の損失、トレーダーが負けトレードとなれば証券会社の利益となる。
ほとんどの証券会社がこの方式を採用している。
まとめ
FX取引を行う上で、これらの専門用語を理解しておくことは非常に重要です。基本用語をしっかりと押さえ、取引をスムーズに行えるようにしましょう!